講義コード c20101
講義名 日本教育論
科目群 人文学(HUM)
科目区分等 教育
対象学年次 1年・秋学期
ナンバリング HUM121
担当教員

職種 氏名 所属
教授 ◎ 高山 有紀 キャリアデザイン学科

授業のキーワード
公教育制度、義務教育、教育改革
授業の概要
各種教育機関(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学)で問題化しているテーマを中心に、次代を担う子どもや若者に影響を及ぼす、学校教育の現状について学びます。
期待される学習成果(目標)
1、教育に関わる用語を理解できるようになります。
2、自身の被教育体験と社会との関係について知ることができます。
3、今後の学校教育について、あなたなりの意見を持つことができるようになります。
授業展開
テーマ内容
第1回はじめに授業の進め方について説明します。
第2回幼児教育幼稚園・保育所をめぐる問題と幼児教育の現状について学びます。
第3回小学校①「小1プロブレム」について考えます。
第4回小学校②新学習指導要領を通じて、小学校教育について考えます。
第5回小学校③安全教育や小学校英語など、小学校をめぐる動きについて学びます。
第6回中学校①「中1ギャプ」や不登校について学びます。
第7回中学校②いじめや学力低下問題など、中学校をめぐる様々な問題について考えます。
第8回中学校③部活動問題など、中学校をめぐる新しい動きについて考えます。
第9回中間のまとめ前講までの学習をふまえ、義務教育の意義について考えます。
第10回高等学校①中高一貫教育について考えます。
第11回高等学校②高校の多様化について学び、中等教育の意義について考えます。
第12回大学・短期大学①「大学の大衆化」を受けた、大学改革の動きについて学びます。
第13回大学・短期大学②高大接続や大学入試改革について考えます。
第14回大学・短期大学③短大の歴史を振り返り、高等教育の意義について考えます。
第15回まとめ②本講での学習を総括します。

定期試験
授業で扱った教育問題をひとつ選び、レポートを作成します。
評価方法
授業への取り組み(リアクションペーパの内容を含む)20パーセント、試験(ミニテストとレポート)80パーセント
使用する教科書(必ず購入してください)
プリントを配布します。
参考文献
汐見俊幸『本当は怖い小学一年生』ポプラ社
尾木直樹『子ども格差ー壊れる子どもと教育現場ー』角川書店
内田良『教育という病ー子どもと先生を苦しめる「教育リスク」ー』光文社
授業時間外学習
第1~5講:用語の下調べや、授業を通じて考えたことをまとめる課題を出します。第6~10講:課題に即し自分の意見をまとめます。11~15講:新聞記事を読み、今何が問題とされているかを考えます。