講義コード d10501
講義名 現代国際事情
科目群 社会科学(SOC)
科目区分等 政治
対象学年次 1年・秋学期
ナンバリング SOC115
担当教員

職種 氏名 所属
兼任講師 ◎ 齋川 貴嗣 キャリアデザイン学科

授業のキーワード
現代世界、アメリカ、日米関係
授業の概要
この授業では、テレビ・ドキュメンタリーを用いて、現代世界とアメリカの関わりを歴史的に考えます。また、アメリカという存在が日本にとってどのような意味を持っているのかも検討します。
期待される学習成果(目標)
現代世界とアメリカに関する基本的な歴史的知識を習得するとともに、アメリカを日本との関係で理解する視座を獲得することを目標とします。
授業展開
テーマ内容
第1回イントロダクション  授業の概要を説明し、現代世界におけるアメリカの重要性を確認します。
第2回アメリカと世界の関わりアメリカ対外政策の一つの指針であるウィルソン主義について、歴史的起源と特徴を概説します。
第3回第二次世界大戦への道F.ルーズベルト大統領を中心に、アメリカが第二次世界大戦に参戦する過程を追います。
第4回第二次世界大戦と戦後構想トルーマン大統領を中心に、第二次世界大戦時の米ソ関係を考えます。
第5回原爆投下広島・長崎への原爆投下へ至るアメリカの戦略を明らかにします。
第6回冷戦の始まり米ソ冷戦の開始とアメリカ社会の状況を検討します。
第7回軍産複合体と核兵器開発競争アイゼンハワー大統領を中心に、核兵器開発競争と朝鮮戦争を考えます。
第8回全面核戦争の瀬戸際ケネディ大統領を中心に、キューバ危機と全面核戦争の恐怖を追体験します。
第9回ベトナム戦争の帰趨ジョンソン大統領、ニクソン大統領を中心に、ベトナム戦争の展開を把握します。
第10回新冷戦と平和への可能性レーガン大統領を中心に、第三世界でのアメリカの戦争とソ連の変化を考えます。
第11回冷戦の終焉と新世界秩序G.ブッシュ大統領、クリントン大統領を中心に、冷戦後のアメリカを検討します。
第12回テロの時代G.W.ブッシュ大統領とオバマ大統領を中心に、アメリカのテロとの戦いとその帰結を考えます。
第13回トランプのアメリカとその行方現在進行形で展開するトランプ大統領のアメリカ外交を整理し、その問題点を考察します。
第14回日本にとってのアメリカ戦後日米関係を概観し、その諸問題を明らかにします。
第15回まとめ一学期間の授業を振り返り、要点を確認します。

定期試験
試験は論述式の問題で行なう。持ち込みは不可。
評価方法
基本的には定期試験の点数で評価するが、毎回のリアクションペーパーも加味する。
使用する教科書(必ず購入してください)
なし。毎回ハンドアウトを配布する。
参考文献
オリバー・ストーン、ピーター・カズニック著、大田直子他訳『オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史』第1〜3巻、早川書房、2015年。その他、授業中に適宜紹介します。
授業時間外学習
日常的に新聞の国際面に目を通し、今世界で何が起こっているのかについて関心を持つようにしてください。また、興味を持ったトピックについては積極的に参考文献を読むように心がけてください。